成長できる会社とできない会社の3つの違い
実に多くの会社に関わってきました
そうするとやはり不思議なもので
業績の良し悪しが決算書を見なくても
ある程度把握できるから不思議です
それはもちろん多くの現場をみたから
っていうのはあるでしょう
しかし我々は経営相談が生業ですから
現場だけではなくて決算状況も
見ることができるケースがほとんど
そんな立場だからこそわかる
多くの会社の課題と向き合ったからこそわかる
成長できる会社とそうでない会社の違いを
皆さまに参考がてらお伝えできればと思います
成長できる会社の3つの特徴
成長できる会社ってのは間違いなく 以下の3つの特徴を持っています
- 特徴1:現場が整っている
- 特徴2:見える化が進んでいる
- 特徴3:従業員が楽しそう
それぞれどういうことか 少しだけ補足していきましょう
特徴1:現場が整っている
まず何と言っても工場や事務所が
ちゃんと整っていることです
具体的には整理・整頓・清掃の
3Sレベルが高い職場のことです
なんだそんなことか、と思った方は
ことの重大さがわかっていない
だけかもしれません
というのは、この3Sレベルを
高く保つためにはただただ
しっかり仕事をするよう指示を
個人に対して繰り返すだけでは
まったく実現しないからです
3S活動や、5S活動など
挑戦したことがある会社ならば
その難しさを知っているでしょう
つまり全員が自立的に
仕事に向き合う体制が整わないと
現場というのは整わないものです
子供のようにしつけるのでなく
組織がチームが自らルールを作り
守れる実力がないと無理なんです
なので1つ目の特徴は
現場が整っていることです
特徴2:見える化が進んでいる
2つ目の特徴は見える化が
進んでいることです
見える化を進めるには
自社にはどのような情報が大切か
ある程度試行錯誤した後でないと
なかなか進まないものです
そりゃそうですよね
いらない情報なんて誰も見ないし
そうするとゴミ情報となって
結局更新が止まってしまう
で、見える化が進みません
逆に言えば見える化が進む会社は
そういった議論を積み重ねた結果
必要な情報がわかります
特徴3:従業員が楽しそう
これはわかりますよね
現場が整っていて
見える化が進んでいる現場は
従業員が楽しそうです
そりゃそうですよね
組織が何を目指すのか知っていて
その情報はいつでも見えるので
自分がなにをすればそれに貢献できるのか
知ったうえで選択できる職場
そりゃ、楽しいですよ
成長できない会社の3つの特徴
これはもうさきほどの逆ですよね
- 特徴1:現場が整っていない
- 特徴2:何が大切かそれぞれ違う
- 特徴3:従業員が楽しくなさそう
一応補足してみましょう
特徴1:現場が整っていない
3Sも5Sも定着できない
つまり適切なルールも作れず
守ろうとする空気もない
そうなれば誰も現場を良くしようと
本気で思わないヒトばかりが働き
改革は誰かがやってくれるものだと
全員が責任逃れをしながら働く
こう書けば成長なんてできるはず
ありませんよね
でもこれ、現状を認めないと前に進めません
ですが認められない経営者や管理者が
どれだけ多いことか。。。
特徴2:何が大切かそれぞれ違う
2つ目の特徴は見える化以前に
そもそも個人の価値観が優先され
大切にすべきことが各自でバラバラ
つまり必要な情報がヒトによって
まったく違うわけです
このチームが組織が会社が
強くなるためにどのようなことが必要か
考えていることも
求めることも違っている
そんな状況を改善しようとする
考えも機会もノウハウもない状態です
特徴3:従業員が楽しくなさそう
最後はその結果
各自の考えが優先される一方で
まったく思った通りに進まないため
ストレスの高い職場になるばかりか
強いチームへ成長する手応えもなく
将来への不安と職場に対する不満が渦巻く
面白くない現場ができあがります
結果、従業員が楽しくなさそうな
空気に包まれることになります
もちろん我々第三者が訪問しても
あいさつも笑顔もありません
まるで不満を訴えるかのように
イメージは伝わりますでしょうか
成長できる会社になるためにやるべきこと
それでは我が社を成長させるために
いったいなにに取り組むべきでしょうか
同じ3つの視点で説明してみましょう
- 行動1:事業計画を作成して伝える
- 行動2:ルールを考える機会をつくる
- 行動3:現場を整える5Sをスタート
行動1:事業計画を作成して伝える
まずはなんと言っても
将来が明るくなくてはいけません
そのためには経営者自身が
自信をもって伝えられるような
それを聴いた従業員が
『お、これはウチは期待できる!』
と、納得度の高いような計画を
まずはしっかりと作成します
その上でちゃんと説明する機会を
設定する必要があります
たとえば、事業方針説明会や
個人面談などです
計画も機会もない
これでは残念ながら働く側は暗中模索
わけがわからないまま全力を出せる
そんなヒトって少ないと思います
行動2:ルールを考える機会をつくる
事業戦略や方針・目標が伝わったならば
次は新たなルールを考える機会が大切です
人間は聴いただけより体験が重要
行動をしてみないと覚えません
だからこそ事業目標:ゴールを
実現するためにそれぞれが何ができるか
組織の実行プランをそれぞれで考えてもらう
機会を設定します
それぞれがそれぞれの立場で
ゴールと現実とのギャップ:問題点を抽出
それらをまとめて議論して
自分達で新たなルールをつくります
もちろん誰かが決めたのでなく
自分達でつくったルールなら
守るための意欲も高いですよね
行動3:現場を整える5Sをスタート
それを実行できる組織力を鍛えるには
5S活動が効果的です
5Sとは整理・整頓・清掃の3Sを
清潔・習慣(躾)の2Sで徹底する活動
その導入メリットは
職場の効率化と組織力強化を同時に鍛えられること
この活動では誰もが願う清潔な職場を
自らの着眼点や発想で進めるための
あらゆる基礎ノウハウが集結しています
だからこそ清潔でキレいな職場は
それ相応の組織力と効率性を持っている
やっている当事者ならすぐわかります
ですが、わからないならからやっていない
まるでにわとりと卵の関係ですよね、苦笑
成長できる会社とできない会社の違い~まとめ~
もしかすると2023年の稼働初日から
耳の痛いお話だったのかもしれません
しかしここまで読み進めた方であれば
ある程度の問題意識を感じたうえで
そのヒントを求めているということ
ぜひそれぞれの本年度のアクションに
つなげていただければと望みます
それでは今回はここまで
いつも長文・乱文を最後まで読んでくださりありがとうございます♪
次回もよければどうぞお付き合いくださいませ☆
すべては頑張る経営者のために すべては皆さまの笑顔と元気のために